こんにちは。あさうみです。
ヨーロッパ放浪の旅。ベルギーそしてチェコを旅してきて、3ヵ国目はオーストリアです。
オーストリア入りした日は旅立ちからちょうど10日目。ようやく一人旅に慣れてきました。そりゃあ寂しくないと言ったら嘘になるけど、寂しさよりもまだ見ぬ世界への期待のほうが大きくなりました。よかったよかった。
世界文化遺産「ウィーンの歴史地区」
さてさて、そんなこんなでやってきたオーストリアの首都ウィーン。
ウィーンにはハプスブルク帝国の繁栄を物語る歴史的建造物が点在しています。
その代表的な建造物の一つに、街のシンボルである聖シュテファン大聖堂があります。
屋根のモザイクが印象的な聖シュテファン大聖堂はオーストリア最大のゴシック教会で、約300年の歳月をかけて完成しました。
北と南にはそれぞれ塔がありますが、南塔と同じ高さに揃えるはずだった北塔は財政難のため途中までしか建設されませんでした。栄華を極めたウィーンでもそんなことあるのか……
ほかにも19世紀の都市改造で敷設された環状道路リンクシュトラーセ沿いには、さまざまな建築様式が用いられた壮麗な建物が立ち並んでいます。
「ウィーンの歴史地区」は、
・文化の価値観の相互交流を示す遺産
・建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
・人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産
3つの登録基準が認められて、2001年に世界文化遺産に登録されました。
世界遺産の登録に際してウィーンは、ヨーロッパにおける芸術文化の中心として発展したことも高く評価されました。街には数多くの博物館や美術館、宮殿、劇場などが点在しています。が!
芸術には相応の対価が必要……
相応の対価とは、もちろんお金である……
そう…
ウィーンという街は、旅人のお財布には優しくないのである……
でも旅人だってウィーン満喫したいよぅ……!
というわけで…!
今回は、倹約家あさうみによる「お金の使い所はズバリここ!」な選りすぐりのウィーン観光をご紹介!
世界文化遺産「シェーンブルン宮殿と庭園」
はじめにご紹介するのは、入場料が高くてもウィーン観光で絶対に外せないシェーンブルン宮殿です。
シェーンブルン宮殿はハプスブルク家を栄光に導いた女帝マリア・テレジアの居城で、広大な敷地内には庭園や世界最古の動物園などがあります。
宮殿はマリア・テレジアによって大規模な増改築が行われ、外装はマリア・テレジア・イエローと呼ばれる上品な黄色で統一されています。
「シェーンブルン宮殿と庭園」は、
・人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産
・建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
2つの登録基準が評価され、1996年に世界文化遺産に登録されました。
シェーンブルン宮殿の見学は、ツアーチケットの購入が必須となります。見学可能な部屋数やコースによって何種類かチケットがありますが、個人的には全室見学可能の「グランドツアーチケット」がオススメです。
また、ツアーチケットにはオーディオガイド(日本語対応)も付いてきます。このオーディオガイド、とてもクオリティが高いです。「オーディオガイドあるある」の原文直訳・よく分からないニホンゴではないのでスーっと頭に入ってきます!(笑)
なお、ウィーンにはシェーンブルン宮殿のほかにも王宮やベルヴェデーレ宮殿などの有名な宮殿がありますが……
個人的には!宮殿見学は1ヵ所だけでも満足できると思います(笑)
国立オペラ座の見学ガイドツアー
ウィーンはどこもかしこも物価が高く、旅人しんどいモードが続くのですが…(笑)
国立オペラ座の見学ガイドツアーは、良心価格でオススメです!
オペラ座内覧ツアーは所用約40分で、皇帝専用のボックス席やサロン、タイミングが良ければ舞台裏も見学することができます。
日時によっては日本語対応のガイドツアーも催行されているので、現地の案内板や公式ホームページで事前にチェックしてみてください。
日本語が堪能なガイドさんからは国立オペラ座の歴史や裏話など、興味深い話をたくさん聞くことができました。質問も気兼ねなくできます。
「オペラ座観劇してみたいけど時間が…お金が…」という方は、見学ガイドツアーに参加してみるとオペラ座の雰囲気を感じることができると思います!もちろん観劇予定の方も、予習としてツアーに参加してみては。
ペーター教会のオルガンコンサート
「オペラ座の観劇は出来ないけど、せっかく音楽の都に来たんだから本場の音楽も聴いてみたい!」という方に朗報。
聖シュテファン大聖堂から徒歩5分のペーター教会では、毎日無料のオルガンコンサートが催されています!
美しい教会で聴く、美しい音楽。
これ本当に無料でいいの…!?と思うくらい感動します。というわけで、感動した方はぜひ献金を(笑)
また、天蓋のフレスコ画「聖母マリアの被昇天」も必見です。ちなみにこの教会、WiFiがあるのですが…
あるのですが…?
なんと!WiFiに接続すると天蓋のフレスコ画の解説が読めるようになっています!
国旗マークを押すと各言語に対応した解説文が表示されるので、オルガンコンサートの開始時間までフレスコ画鑑賞するのがオススメ!
結論:ペーター教会はホスピタリティーの権化
国立図書館プルンクザール
国立図書館プルンクザールは、世界一美しい図書館と称されています。
「豪華なホール」という意味のプルンクザールは、かつて王宮図書館として機能していました。
バロック様式の煌びやかな内装と壁一面に飾られた本は、まるで『美女と野獣』に登場する図書室のよう……
目前に広がる美しい光景に、誰もが息を呑むはず。お金を払う価値ありのスポットです!
クリスマスマーケット
ウィーンの冬は、クリスマスマーケットなくして語れない!
市庁舎前の広場で開催されているクリスマスマーケットは毎年大盛況です。
スノードームやオーナメントが所狭しと並ぶ出店、甘い匂いを漂わせるお菓子屋さん。メルヘンな雰囲気のマーケットは、歩いているだけでも楽しいです!
クリスマスマーケットの名物「グリューワイン」は、赤ワインにフルーツシロップやシナモンなどの香料を加えたホットワイン。
グリューワインはマグカップ込みの値段で売られています。マグカップのデザインは毎年変わるので、記念に持ち帰る人が多いようです。(が、返却すればマグカップ分のお金は返金されます!)
寒空の下、グリューワインを一口飲むと……
んわぁ〜〜〜!!!
全身にアルコールが沁み渡ります。これはキケンな飲み物…最高。
そして余談ですが、強面のお兄さんたちが可愛いマグカップを両手で包み込んでホカホカしてる様子にもグッときました(笑)
まとめ
コスパ重視の厳選ウィーン観光、いかがでしたか?
・シェーンブルン宮殿
・国立オペラ座の見学ガイドツアー
・ペーター教会のオルガンコンサート
・国立図書館プルンクザール
・クリスマスマーケット
この5ヵ所を巡ってみれば「ウィーンらしさ」を充分に感じることができると思います!
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