こんにちは。あさうみです。
ヨーロッパ放浪の旅、4ヵ国目はスロバキアです。
スロバキアはチェコやオーストリア、ハンガリーに接している中欧の国。
首都はオーストリアとの国境近くにあるブラチスラバという街で、ウィーンからはバスで1時間ほどで行くことができます。
近隣国からのアクセスも簡単なので、ブラチスラバは日帰り旅行で人気のスポットです。
ですが、スロバキアは他の中欧諸国に比べてかなりマイナーな印象……
私も旅する直前まで、スロバキアについてはほとんど知りませんでした。
まさに謎に包まれた国……
今回は、そんなスロバキアの魅力に迫ります!
スロバキアってどんな国?
はじめにスロバキアの歴史を超簡単にご紹介。
スロバキアは10〜20世紀までハンガリー王国に属しており、一時期はブラチスラバに首都が置かれていたこともありました。
そして時は流れ、紆余曲折あり……
第一次世界大戦後は「チェコスロバキア共和国」という国になります。
スロバキアが一つの国として独立を果たしたのは1993年のこと。
比較的新しい国なので、もしかしたらチェコスロバキアの国名のほうが聞き馴染みがあるかもしれません。
続いて、スロバキアの特色を2つご紹介します!
①スロバキアは中欧諸国に先駆けてユーロを導入しています!
隣国のチェコやハンガリーは現在も自国通貨を使用していますが、スロバキアでは2009年からユーロが使えるようになりました。旅行者にとってはお金を両替する必要がないのはありがたいです。
②スロバキアの物価はユーロ導入国のなかでも安いです!
ウィーンからやってきた倹約系旅人としましては、スロバキアは旅の味方プライスでホッとしました(笑)
ブラチスラバの観光スポット
ここからは、スロバキアの首都ブラチスラバの観光スポットを紹介していきたいと思います。
ブラチスラバの街はとてもこじんまりしているので、1日あれば十二分に見て回ることができます。
ブラチスラバの街はとてもこじんまりしているので、1日あれば十二分に見て回ることができます。
大事なことなので二回言いました。
いや〜……
ブラチスラバ、観光スポットはあるにはあるんですが……
お隣のウィーンやハンガリーと同じスケールを想像しているとちょっと…(笑)
ブラチスラバ城
街を一望する丘にあるブラチスラバ城は、ブラチスラバのランドマークです。
ハンガリー王国の首都が置かれていた18世紀には、ハプスブルクの女帝マリアテレジアの居城となりました。
四角い建物の四隅に塔が建っている佇まいから「ひっくり返したテーブル」とも呼び親しまれています。
ブラチスラバ城の敷地内には無料で入ることができます。綺麗に整備された庭園に足を踏み入れると、なんだか高貴な気分になれるのでオススメです(笑)
また、城内の一部は歴史博物館として解放されています。私は入館しませんでしたが、展示に加えて塔の上にも登ることができるようです。
開館時間:
夏季(4/1-10/31) 10:00-18:00(最終入場17:00)
冬季(11/1-3/31) 9:00-17:00(最終入場16:00)
休館日:月曜日
入場料:大人10€ 学生・シニア4€
Webサイト:http://www.snm.sk/?about-the-museum-3
青の教会
青の教会はその名の通りパステルブルーが美しい、アールヌーヴォー様式の教会です。
観光の中心となる旧市街からは少し離れた住宅街にひっそりと建っており、まるでおとぎ話に出てきそうな佇まい。。
しかし注意したいのは、教会内部は常時解放されていないという点。
地元の人向けの、朝夕に行われる礼拝後の僅かな時間にのみ、(確約ではありませんが)中に入ることができるそうです。
私は入れませんでした。というのも朝は寝坊し、夕方は疲れて早々にホテルに戻ったから…怠け者にもほどがあるぞ(笑)
住所:Alžbety, Bezručova 2, 811 09 Bratislava
解放時間:※必ずしも入れるとは限りません
月-土曜日 7:00-7:30 17:30-19:00
日曜日 7:30-12:00 17:30-19:00
入場料:無料
Webサイト:https://modrykostol.fara.sk
ストリートアート
ブラチスラバは、良く言えばストリートアート、悪く言えば落書きが多い街です。
治安が悪そう…と思うかもしれませんが、スロバキアは近隣諸国と比べても安全な国といわれています。
むしろ私は、殺伐としたクールなストリートアートもブラチスラバの魅力だと思っているので、ぜひあちこち探してみてほしいです。
これは大聖堂の隣にあった建物。
これはブラチスラバ城に向かう階段。かっこいい。。
スロバキアのオススメフード
続いて、スロバキアを訪れたら絶対に食べてほしい食べ物をご紹介!…と言っても2つしかないですが(笑)
ハルシュキ
ハルシュキはスロバキアの郷土料理で、じゃがいもと小麦粉を混ぜ合わせた団子(ニョッキとも言う…?)に、ベーコンと羊のチーズソースをかけた一品。
私はスーパーマーケットで冷凍食品のハルシュキを買って食べてみました。これがなんとも…冷凍とは思えぬ美味しさでびっくりしました。
あとは…個人的に羊のチーズって少し苦手意識があったのですが、このチーズソースは難なく食べられました!ぜひチャレンジしてみてほしいです!
ヨーグルト
私の一日は、ヨーグルトを食べないと始まりません。
したがって旅中も、いろいろな国のヨーグルトを毎朝欠かさずに食べていたのですが、スロバキアのヨーグルトはダントツで美味しかったです。日本のヨーグルトより美味しかったです。
特にオススメなのは「SMOTANOVY JOGURT」という銘柄のヨーグルト。スーパーで1個50円くらいで売っています(笑)
フタを開けるとまずコクのあるプレーンヨーグルト、下層部にストロベリーやブルーベリーのジャムが沈んでいます。プリンのように下から掬って食べるのですが……
ま〜〜〜本っっっ当に美味しいです。本っっっ当にオススメです。
スロバキアの魅力
ミステリアスな国スロバキア、いかがでしたか?
正直に言いますと…スロバキアにはTHE観光地!のようなキラキラした場所は少ないかもしれません。
ですが!
首都ブラチスラバは、“首都にも関わらず”喧騒もなく落ち着いていて、最高にちょうどいい街でした。
私はこれまでに30ヵ国ほど旅してきましたが、ブラチスラバはそのなかでも有数の「あ、ここ住めるな」と思った街です!
これからスロバキアを訪れる方にアドバイスをするのなら……
スロバキアでは是非、「何もしない」ということに意味を見出してほしいです。「何もない」こそがスロバキアの魅力です!(笑)
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スロバキアについての情報を知りたくてネットを探してみたのですがあまりありません。その中であさうみさんのブログでいろいろ知らないことを教えられました。昨年、8月の終わりから9月のあたまにかけて、10日間、スロバキアに行く機会がありました。ソウルフードのハルシュキ、食べればよかったと後悔しています。ブラティスラバには到着した日と、最後のまる一日しかいなかったので、大したものは見ていません。スロバキア中央北部の田舎町にほとんどいたものですから。あなたの紀行文を読んでまた行きたくなりました。たぶん今年(2020年)か来年には再訪してみようと考えています。貴重な情報をどうもありがとう。
コメントありがとうございます。とても嬉しいお言葉をいただき光栄です!
ブラチスラバでは特別何かをしたわけでもなかったのですが、ゆったりとした時間を過ごすことができて印象深い場所になりました。再訪の際はぜひハルシュキも堪能してみてください。私もまた再訪する機会があれば今度はスロバキアの田舎町にも行ってみたいです。