東北一周の旅もいよいよ最後。終着地、福島県会津若松市へとやってきました。
東京から出発して宮城、岩手、青森、秋田、山形、そして福島。ぐるっと一周してきました。
いや〜…
長かったな〜…
ブログを書き切るのが(笑)
ブログあるある「執筆停滞期」を乗り越えて、東北一周の旅もお開きにしたいと思います。どうか最後までお付き合いください。。
白虎隊の軌跡を辿って
会津若松は、白虎隊にゆかりのある場所。
白虎隊は16~17才の会津藩士子弟で編成されていました。幕末期、藩主の近衛兵として出陣した白虎隊42名は敵軍の猛攻に敗走し、20名が飯盛山に辿り着きます。
写真は飯盛山からの景色。
命からがら逃げてきた白虎隊の少年たちはこの山から砲煙に包まれた城下を目の当たりにします。そして城が陥落したと思い込み、主君に殉じようと全員がこの場所で自ら命を絶ってしまいます。
白虎隊の物語は、たったひとり生き残った白虎士の飯沼貞吉によって後世に伝えられました。
飯盛山ではこうした白虎隊の軌跡を辿りながら、白虎隊十九士のお墓や海外から寄贈された石碑などを見ることができます。
このモニュメントは白虎隊の精神に深い感銘を受けたローマ市から贈られたもの。
ちなみにモニュメントの円柱部分は、火山の噴火によって埋没した古代都市ポンペイの廃墟から発掘された宮殿の柱を使用しているそうです。「悲劇」に共通点を見出した白虎隊とポンペイ…切ない。
摩訶不思議な「さざえ堂」に潜入!
飯盛山には白虎隊の史跡と併せて、もうひとつ必見のスポットがあります。
それが「さざえ堂」と呼ばれる建物で、国の重要文化財にも指定されています。
さざえ堂は日本ではあまり見ることのできない、珍しい建築様式で建てられた木造のお堂です。
その特色は、
①お堂内には一切階段がない
②一度通った所は二度通らない
つまりどういうことかというと…
緩やかなスロープ状の通路を上へ登る!そして通路を折り返すことなく!気づいたら下へ降っている!すごい!
実際にお堂の中に入ってみると…
何というか…
静かな感動がある…!
がきんちょ時代に訪れていたら確実に走り回っていたに違いない。ぐるぐるキャーキャーが想像に容易い(笑)
「さざえ堂」という名称は、螺旋状の内部構造に由縁していることがわかりました。
あゝ美しきかな鶴ヶ城
旅の最後に訪れたのは会津若松のシンボル、若松城です。
鶴ヶ城とも呼ばれており、約630年ほど前にその前身ともいえる東黒川館を葦名直盛が築いたのがはじまりと言われています。
戊辰戦争では新政府軍の猛攻に籠城1ヶ月、激しい攻防戦に耐えたことから難攻不落の名城と謳われています。
鶴ヶ城は明治7年に石垣だけを残して取り壊されましたが、昭和40年に再建。 平成23年には赤瓦への葺き替えが完了し、幕末当時の姿が再現されています。
現存する天守閣では国内唯一の赤瓦の天守閣。真っ白な城壁と、落ち着いた赤煉瓦のコントラストが美しかったです。
東北一周の旅、完結。
こんな感じで。
東北一周の旅、そろそろ終わろうかと思います。
東北地方は想像していたよりもずっと広大で、一日の半分は移動に費やしていた気がします(笑)
次に旅するときは1県につき5日間くらいは滞在したいです。未踏の地はまだまだ多い!
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