西日本横断の旅、2日目。
無事にお伊勢参りを終えて、本日の最終目的地である奈良に向かいます。
奈良に到着した頃にはすっかり日も暮れていたので、観光は翌日に持ち越しです。
お伊勢参りではしゃぎすぎて、その日は死んだように眠りました。
そしてそして……
西日本横断の旅、3日目!
お世話になったゲストハウスを早々に出発して、奈良観光に向かいます。
お昼には電車に乗らなきゃいけないので急がねば!(恒例ワード)
世界文化遺産「古都奈良の文化財」
奈良に来たからにはやはり世界遺産は外せません。
しかしながら、私にはどうしても解せないことがあります……
それは……
奈良ってちょっと地味な感じするよね〜
京都のほうが世界遺産としては有名でしょ〜
という風潮!イメージ!
許せぬ……(笑)
もちろん京都は素晴らしい。私も大好きです。
でも奈良だって素晴らしいんです!
というわけで、以下では世界文化遺産「古都奈良の文化財」の素晴らしさについて語っていきます。
※当方、世界遺産ネタではかなり前のめりテンションになります。ご了承ください。
まず前提として、
世界遺産に登録されるためには、登録基準(世界遺産の評価ポイントのようなもの)を満たしている必要があります。
10項目ある登録基準のうち、一つ以上を満たしていれば世界遺産として認められます。
この登録基準の数に着目してみると、
「古都京都の文化財」では
・文化の価値観の交流を示す遺産
・建築様式や建築技術、科学技術の発達段階を示す遺産
という2項目で評価されたのに対して、
「古都奈良の文化財」は
・文化の価値観の交流を示す遺産
・文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産
・建築様式や建築技術、科学技術の発達段階を示す遺産
・人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産
という4項目で評価されているのです。
ごちゃごちゃと書きましたが、つまり何が言いたいかというと、
奈良は京都よりも世界遺産の評価ポイントが多い!見くびるなよ……!
ただ、誤解してほしくないのは、評価された登録基準が多いから遺産価値が高いとか、少ないから低いとか、そういう話ではないということです。
一概に登録基準の数で遺産の価値は推し量れないということを申し添えておきたいと思います。。
「古都奈良の文化財」は、
平城京をルーツとする文化財や遺構から、当時の人々の生活や文化を伺い知ることができる
ということが評価され、1998年に世界文化遺産に登録されました。
今回の旅では時間の制約上、一ヶ所しか行けないのが悔やまれますが……
それでも、全力で楽しみたいと思います。
構成資産:春日大社
一ヶ所しか行けないということで、悩みに悩んで春日大社に行ってきました。
春日大社は奈良時代に平城京の守護と国民の繁栄を祈願して創建された神社で、
春日山原生林とともに「古都奈良の文化財」の構成資産として世界遺産に登録されました。
御祭神は、春日神と称される藤原氏の氏神で、藤原氏や朝廷の崇敬を受けて繁栄しました。
本殿には春日神である武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神の四柱が4棟に分かれて祀られています。
そして春日大社の最大の見どころは、なんといっても灯籠の多さにあります。
その数はおよそ3,000基にも及びます。
神の使いとされる鹿をモチーフにした灯籠や、日本の名将や著名人が寄進したものまで、バラエティに富んでいます。
暗室に展示されている灯籠はとても幻想的でした。
まるで万華鏡のなかにいるかのような美しい空間が広がっています。
境内には鈴灯籠だけでなく、石灯籠もところせましと並んでいます。
灯籠は、さまざまな時代を生きた、さまざまな人々の、さまざまな願いが込められて寄進されました。
灯籠の数だけ人の願いがあると思うとなんだか感慨深いです。。
また、春日大社では「若宮15社めぐり」と呼ばれる巡拝を行うこともできます。
境内の南側には若宮の15の社が点在しており、これらの社では人の生涯で遭遇するさまざまな難所を守護する神々を祀っています。
そのため「若宮15社めぐり」では、自分自身の生涯の安泰を祈願することにつながります。
私もめぐらせていただきました(駆け足で)。
15社全ての社を巡拝すると、参拝のしるしとして御朱印をいただくことができます。
ご利益がありそう……♡
いかがでしたでしょうか。
春日大社をはじめ、奈良にはまだまだ名所がたくさんあります。
私もまたの機会に訪れたいと思います!
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