西日本横断の旅、2日目。
今日はいよいよ旅前半のビッグイベント
お伊勢参りに行ってきます!
そもそもお伊勢参りってなに?
という疑問をお持ちの方もいるかと思うので、ここで簡単に説明させていただきます。
お伊勢参りとは、
「日本人の心のふるさと」である伊勢神宮を参拝すると巡礼行為のことをいいます。
なぜ伊勢神宮が「日本人の心のふるさと」といわれているのか?
それは、伊勢神宮が皇祖神そして日本人の総氏神である天照大御神を祀っているからです。
日本の神様の頂点ともいえる天照大御神は古代より厚く信仰され、
その重要な信仰の地として伊勢には多くの巡礼者が訪れました。
やがて日本全国へ広がった伊勢信仰は「お伊勢参り」として、江戸時代に絶大な人気を集めるようになります。
しかし、当時は徒歩でしか行くことができなかったため、お伊勢参りには大変な労力と時間が費やされました。
さらに金銭的な問題もあり、実際にお伊勢参りをすることができたのは限られた人のみでした。
それでもなんとかしてお伊勢参りに行きたい!
その一心で、ある村の人たちはお金を出し合い、村の代表者が村人全員の願いを背負ってお伊勢参りに向かうということもありました。
まさに選ばれし勇者……
お伊勢参りは、一生に一度あるかないかの特別な経験として人々を魅了しました。
そしてそれは現代も変わることなく、毎年多くの観光客が伊勢神宮を訪れています。
お伊勢参りは外宮から
さて、ここからは実際のお伊勢参りレポートです。
伊勢神宮には内宮と外宮がありますが、
お伊勢参りは外宮→内宮の順で参拝するのがならわしとなっています。
これは、神宮で行われる祭祀が外宮から行われるという「外宮先祭」にならっているためです。
外宮は、またの名を豊受大神宮といいます。
御祭神は、豊受大御神。
内宮の天照大御神の食事を司る御食津神(みけつかみ)であり、衣食住と産業の守り神として祀られています。
鳥居をくぐると空気が一変するのがわかります。
未だかつてないマイナスイオンを感じました。
例えるなら空気清浄機100万個分です(嘘です)。
お伊勢参りの大本命、内宮
内宮である皇大神宮の御祭神は、もちろん天照大御神です。
皇位のしるしとして伝えられる三種の神器の一つ、「八咫鏡(やたのかがみ)」をご神体として祀っています。
(名古屋にある熱田神宮では同じく三種の神器の一つ、「草薙神剣」を天照大御神のご神体として祀っています。熱田神宮の記事はこちらから。)
今も昔も皇大神宮は、全国の神社の本宗として特別な崇敬を集めています。
神宮の杜を進んでいくと、五十鈴川のほとりにある御手洗場(みたらし)にさしかかります。
THE・清流。
ここで心身を清めてから参拝をします。言わば天然の手水舎ですね。
内宮も、外宮に負けず劣らずマイナスイオンが素晴らしいです。
体感的には空気清浄機150万個分です。
伊勢神宮は内宮と外宮のみで構成されていると思われがちですが、
ほかにも14の別宮、43の摂社、24の末社、42所の所管社があり、これら125の宮社全てを含めて「神宮」と呼ばれています。壮大。
参拝のあとは
江戸時代にお伊勢参りが人気を博した理由は、神宮への参拝だけにはありませんでした。
お伊勢参りブームを巻き起こしたもうひとつの要因、それは観光でした。
伊勢では多くの巡礼者を招き入れるために、観光事業にも積極的に取り組んでいました。
その中核を担っていたのが御師(おんし)という神職についていた人々です。
御師の役割は、巡礼者の出迎えから道案内、宿の手配など多岐にわたり、
その手厚いもてなしが評判となり、お伊勢参りは広く知られるようになりました。
プロの観光ガイドともいえる御師のホスピタリティを受けながら
伊勢の幸を食べて、
お土産を買って、
そして神宮を参拝するというのが極上の巡礼コースだったようです。
おはらい町やおかげ横丁では、当時の伊勢の町並みが再現されています。
さまざまな出店が軒を連ね、観光スポットとしてお伊勢参りを盛り上げています。
私も参拝のあとに行ってきました。
おとうふソフト。なめらかで優しい味がしました。
伊勢うどん。クセになる美味しさです。
本場の赤福。上品な味がしました。
いや〜〜〜
お伊勢参り最高です。
エネルギーが沸いてくるというか、とにかく生き返ります。
皆さんもぜひ、お伊勢参りへ!
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