世界遺産の旅 in ベトナムの最後を飾るのは……
世界自然遺産「ハ・ロン湾」
ハ・ロン湾は、大小3,000もの奇岩、奇形の島が点在しているベトナム随一の景勝地です。
ハ・ロンは「龍が降り立った場所」という意味で、この地には龍にまつわる伝説が語り継がれています。
その昔、外敵の侵入からベトナムの人々を守るために龍の親子がこの地に降り立って敵を蹴散らし、その際に砕けた岩によってハ・ロン湾の地形ができたといわれています。
ファンタジーですね。
しかし実際には、氷河期に石灰岩大地が沈み、海上に残った部分が風化してできたことが地学的に証明されています。
現実的ですね。
点在している岩や島はどれも個性的で奇妙なかたちをしており、眺めているだけでも楽しいです。
白丸で囲った岩は、おすわりしている犬。
ちなみにこれはうちのわんこ。
めちゃくちゃ似てません?!
背中の曲がり具合が完全に一致!!
脱線しましたすみません。
続いて、ハ・ロン湾のシンボルとなっている岩。
雄鶏と雌鶏のかたちをした岩です。
正直、私にはピンときませんでした(笑)
ほかにも動物のかたちをした岩がたくさんあったのですが、私の想像力が乏しすぎてなにがなんだか……
ちなみにこの岩を撮影するために船が渋滞してました。おもしろい。
ハ・ロン湾は観光地というイメージが強いですが、湾内で生活をしている人々もいます。
船をつなげて集落にしているそうです。
目視で猫も確認できました。すごい。
ハ・ロン湾クルーズ
一般的なハ・ロン湾クルーズは、昼食と鍾乳洞の見学がついて3〜4時間くらいです。
昼食はシーフード料理。がっつりフルコースです。
ハ・ロン湾の絶景が迫ってくるので駆け込み飯になります。
鍾乳洞の見学では、ハ・ロン湾で最もポピュラーな鍾乳洞であるティエンクン洞窟を訪れました。
鍾乳石や石筍がカラフルにライトアップされていて幻想的な空間がつくられています。
でも、個人的にはライトアップは単色のほうがよかったな〜と思いました。
最初に見たときはカラフルすぎて人工物かと思いました(天然です)。
また、ティエンクンは天宮を意味する言葉で、洞窟には天宮にまつわる伝説が残されているそうです。
ティエンクン洞窟内には、伝説にちなんだ名称がつけられた鍾乳石が数多く存在しています。
まとめ
「ハ・ロン湾」は、
さまざまな大きさや形の島々によって優れた自然美が生まれたこと
地球の歴史の主要段階が顕著に示された地形が形成されたこと
という点が評価され、1994年に世界自然遺産に登録、さらに2000年に登録範囲が拡大されました。
しかし近年では、水質悪化や観光客による環境汚染による生態系の破壊が懸念されており、対処が求められています。
今回のベトナムの旅では、4ヶ所の世界遺産を巡ることができました。
戦争や環境悪化などの問題を乗り越えて、世界遺産を未来へと遺していくことの大切さ、そしてその難しさについて改めて考えさせられました。
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