【世界遺産】アンティグア・グアテマラ｜必見の教会＆おすすめスポットを紹介

こんにちは。あさうみです。
今回はグアテマラの世界遺産「アンティグア・グアテマラ」をご紹介します。

「古いグアテマラ」を意味するアンティグア・グアテマラ（以下アンティグア）は、標高1,530mに位置するスペインの植民都市です。

その名のとおり昔はグアテマラの首都が置かれ、約230年にわたって栄えました。

グアテマラは日本同様に地震の多い国です。
アンティグアは度重なる地震に見舞われましたが、そのたびに壁を厚く、柱を太くするなどして建造物の耐震性を高め、改築と発展を続けました。

しかし、1773年に起こった大地震でアンティグアは甚大な被害を受け、このときに現在のグアテマラ・シティに首都が移されました。

コロニアル調の色鮮やかな街並みと、廃墟が佇む独特な景観により、アンティグアは1979年に世界文化遺産に登録されました。

必見の教会＆おすすめスポット

アンティグアはこじんまりとした街なので、徒歩でさまざまな観光スポットを巡ることができます。

ここからは、アンティグアの必見の教会やおすすめスポットをご紹介します！

カテドラル

中央公園に面するカテドラルは、アンティグアの街の象徴です。

大聖堂はバロック様式で建造され、街の守護聖人サンティアゴが祀られています。

バロック様式

大航海時代に西洋で栄えた建築様式。豪華絢爛で過剰な装飾を特徴としている。

カテドラルは大地震により何度か崩壊しましたが、そのたびに修復がなされました。

カテドラルの裏側には地震で崩壊した教会の廃墟が残っています。

メルセー教会

メルセー教会はカテドラルと同じくバロック様式で建てられた教会です。

緻密で美しい壁面装飾はメキシコの漆喰職人よって造られたもので、アメリカ大陸の宗教美術史においても有名な教会です。

教会内部には地震で廃墟となった教会跡があり、中庭にはかつて中米最大規模といわれた噴水が残っています。

サン・フランシスコ教会

サン・フランシスコ教会は、現在機能しているアンティグアの教会施設のなかで最大の敷地面積を誇っています。

敷地内には病を癒す聖人として慕われたエルマーノ・ペドロの墓があり、病気や怪我の治癒を願って多くの人々が訪れています。

教会の隣には献火用のキャンドルショップがあり、色とりどりのキャンドルが売られています。

サンタ・カタリーナ・アーチ

黄色いアーチが印象的なサンタ・カタリーナ・アーチは、アンティグアのランドマーク。

現在では観光名所として知られていますが、もともとは17世紀にサンタ・カタリーナ修道院と学校を結ぶために建てられた回廊でした。

アーチ越しにはアグア火山を望むことができ、撮影スポットとして人気です。

十字架の丘

十字架の丘はアンティグアの街を見渡すことができる眺望スポットです。

街の背後には富士山とよく似たシルエットのアグア火山を望むことができます。

アンティグアはアグア火山のほかにフエゴ火山、アカテナンゴ火山といった3,000m級の火山に囲まれた場所にあり、十字架の丘からはその全景を望むことができます。

ちなみに十字架の「丘」とありますが、体感的には「山」に近いです（笑）
動きやすい服装で行くことをおすすめします…！

中南米屈指の華やかな街、アンティグア。
地震被害に屈することなく、これからも美しい街並みを後世に伝えていってほしいです。

参考文献

世界遺産検定事務局「すべてがわかる世界遺産大事典 – 世界遺産検定1級公式テキスト」, 株式会社マイナビ出版, 2016年

地球の歩き方編集室「地球の歩き方 B20 中米 2016〜2017年版」, 株式会社ダイヤモンド社, 2015年

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