こんにちは。あさうみです。
今回はベトナムの世界遺産「ハ・ロン湾」をご紹介します。
もくじ
ハ・ロン湾
ハロン湾は大小2,000もの奇岩・奇形の島が点在するベトナム随一の景勝地です。
ハロンとは「龍が降り立つ場所」という意味。
ハが「降り立つ」、ロンが「龍」を意味する二つの語で、本来は「ハ・ロン」と区切るのが正式名称です。
ハロン湾にはその名のとおり、龍にまつわる伝説が語り継がれています。
その昔、龍の親子がこの地に降り立ち、外敵の侵入からベトナムの人々を守るために戦ったそうです。そのときに龍が吐き出した珠玉がハロン湾の島々や岩石になったいわれています。
龍の伝説が残されている一方、ハロン湾の成り立ちは地学的に証明されています(笑)
氷河期に石灰岩大地が沈み、海上に残った部分が風化してできたそう…まあ何を信じるか自由ですよね!
ハ・ロン湾は地球生成の歴史を示す独特な地形と、それによって生まれた自然美が評価され、1994年に世界自然遺産に登録されました。
また2000年には世界遺産の登録範囲が拡大されました。
- 自然美や景観美、独特な自然現象を示す遺産
- 地球の歴史の主要段階を示す遺産
ハロン湾では近年、観光客の増加や農地拡大、石炭発掘による環境汚染が問題となっています。
ハロン湾の生態系や自然を破壊しないためにも、早急な対処が求められています。
ハロン湾の見どころ
ここからはハロン湾の見どころをご紹介します。
奇岩群
闘鳥岩この岩は2羽の鶏が闘っているように見えることから「闘鳥岩」と呼ばれています。
ちなみにわたしが参加したツアーのガイドさんは「雄鶏と雌鶏」と言っていました。いろいろな解釈があるんですかね(笑)
闘鳥岩はハロン湾でも特に人気の奇岩です。
この岩を撮影するために船が渋滞していたのが面白かったです。
おすわりしている犬の岩はハロン湾の奇岩で特に印象に残っています。
背中の曲がり具合が我が友、木の葉(飼い犬)にそっくり!
ハロン湾には他にもベトナム紙幣に描かれている「香炉岩」など、ユニークな名前が付けられた奇岩がたくさんあります。
岩の数だけ名前がある。ネーミングと発想力に拍手!
水上集落
ハロン湾は観光地のイメージが強いですが、湾内には水上集落も点在しています。
船をつなげて集落を形成しており、目視で猫も確認できました。すごい。
現在では大半の住人が陸上に拠点を移していますが、水上集落で観光客相手の商売や海上輸送、漁業などで生計を立てている人もいるそうです。
ティエンクン洞窟
ティエンクン洞窟はダウゴー島にあるハロン湾で最もポピュラーな鍾乳洞です。
ほとんどのツアーに組み込まれており、ハロン湾の定番観光スポットとして知られています。
ティエンクンは「天宮」という意味で、洞窟内には天宮伝説に由来する名前の鍾乳石が数多く存在しています。
天宮に繋がっているといわれる天窓 センターオブジアースのような雰囲気鍾乳石や石筍はカラフルにライトアップされ、洞窟は幻想的な雰囲気に包まれています。
ただあまりにカラフルなのでちょっと人工物感も否めない(笑)
鍾乳⽯は1cm成⻑するのに約70年かかるといわれています。
途方もない時間をかけて形成された鍾乳洞は、まさに地球の宝物!
まとめ
世界遺産「ハ・ロン湾」の概要と見どころをご紹介しました。
ハロン湾はハノイから車で約2時間半の距離にあり、クルーズツアーに参加する方が大半です。
ツアーは半日・1日・1泊2日などのプランがあり、船も小規模船から豪華客船までさまざま。
旅行日程やニーズに合わせて、最適なハロン湾クルーズを選んでみてください!
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- 参考文献
- 世界遺産検定事務局「すべてがわかる世界遺産大事典 – 世界遺産検定1級公式テキスト」, 株式会社マイナビ出版, 2016年