こんにちは。あさうみです。
今回はベルギーの世界遺産「ブリュッセルのグラン・プラス」と、日本未上陸のおすすめチョコレートショップをご紹介します。
もくじ
ブリュッセルのグラン・プラス
ベルギーの首都ブリュッセルの旧市街にあるグラン・プラスは、壮麗な建築物に囲まれた世界遺産の広場です。
グラン・プラスは「大広場」という意味で、約110×70mの広大な面積を有しています。
ヨーロッパの交通の要衝にあるブリュッセルでは12世紀頃から交易が盛んになり、街の中心にグラン・プラスの原型となる市場が開かれました。
13〜14世紀になるとブリュッセルは政治的中心となり、この時期から商工業が発展。ギルドが出現しました。
- ギルド
- 中世のヨーロッパ都市で発達した商工業者の同業組合のこと。
封建領主の圧迫や外来者との競争から商工業者の利益を守り、生活のさまざまな面で相互に助け合った。
グラン・プラスには市庁舎のほか、パン職人・ビール醸造業者・大工家具職人・船頭など11棟のギルドハウスが立ち並んでいます。
しかし、当時のグラン・プラス周辺の建築物は大半が木造だったため、17世紀のフランスとの戦争でそのほとんどが焼失してしまいました。
激しい砲撃により一度は焼失したグラン・プラスでしたが、ギルドの人々の団結によって四年ほどで再建されました。
このときにギルドハウスは石造り・バロック様式の建物へと生まれ変わり、現在の豪華絢爛な外観となりました。
ブリュッセルのグラン・プラスはギルドの繁栄を物語る壮麗な広場として、1998年に世界文化遺産に登録されました。
- 文化の価値観の相互交流を示す遺産
- 建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
「レ・ミゼラブル」の著者ヴィクトル・ユゴーは、19世紀半ばにギルドハウスの一角で暮らしていた時期があり、グラン・プラスを「世界一豪華」と称したそうです。
旧市街の見通しの悪い小道を抜けた先、視界いっぱいに広がるグラン・プラスは圧巻の美しさでした。
ブリュッセルのおすすめチョコレートショップ
ベルギーといえばチョコレート!
ここからはブリュッセルのおすすめチョコレートショップをご紹介します。
パッション・ショコラ(Passion Chocolat)
パッション・ショコラは、日本未上陸のチョコレートショップです。
世界遺産「グラン・プラス」からは徒歩10分ほどの場所に位置し、お店の正面にはノートルダム・デュ・サブロン教会(Church of Our Lady of Victories at the Sablon)という壮麗な教会があります。
地元の人々からの人気も高いパッション・ショコラは、ブリュッセルを訪れたらぜひ立ち寄ってほしいチョコレートショップです!
パッションを彷彿とさせる赤を基調としたお店には、個性的なプラリネが並んでいます。
プラリネ(プラリーヌ)はボンボンショコラとも呼ばれており、ベルギーチョコレートの基本形です。
私は9個入りのプラリネボックスをチョイス。
ショーケースの中から好きなプラリネを選ぶことができます。
ブリュッセルにはゴディバやレオニダスといった有名ブランドのお店も数多くありますが、パッション・ショコラのような地元の人々に愛されたチョコレートショップも要チェックです!
- 住所
- Bodenbroekstraat 2/4, 1000 Brussel
- 営業時間
- 火-土曜日 11:00-19:00
- 日曜日 11:00-18:00
- 定休日
- 月曜日
- Webサイト
- https://www.passionchocolat.be/en
- 参考文献
- 世界遺産検定事務局「すべてがわかる世界遺産大事典 – 世界遺産検定1級公式テキスト」, 株式会社マイナビ出版, 2016年