こんにちは。あさうみです。
今回は『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の感想を書き散らします。
もくじ
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※以下、盛大にネタバレをしています。未鑑賞の方はブラウザバック!
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』

いや〜…先行上映で観てきました。映画冒頭のトム・クルーズからのメッセージに、めちゃくちゃグッときた。こちら(カメラ)をじっと見つめて、「この映画は貴方のために作りました」なんて言われたらさあ〜!
- 公開年
- 2025年
- 上映時間
- 169分(相変わらず長い。事前に大福食べといたほうがいい)
- 監督
- クリストファー・マッカリー
- 脚本
- クリストファー・マッカリー
- 出演者
- トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ
- 公式サイト
- https://missionimpossible.jp/
良かったところ
やっぱり面白いよ、ミッションインポッシブル!
トム・クルーズに不可能などない
2025年現在、人類が挑戦可能なアクションをトム・クルーズが全部一人でやっちゃった。超人すぎるて。ほんとに還暦超えてらっしゃる?
特に最終局面のドッグファイトは、『トップガン・マーヴェリック』を経なければ絶対にやれない内容だったし、そういう意味でもトム・クルーズの最高到達点(今なお更新中)だった。そしてこれらのアクションを下支えする製作陣もすごい。どうやって撮影してるんだろう。
あと地味に印象的だったのは、セヴァストポリに向かう途中の潜水艦で刺客と近接戦をするシーン。パンイチで戦うトム・クルーズ、初めて観た気がする(笑)いつもビシッとした姿で戦ってるイメージだから新鮮だった。
今作のトム・クルーズを観てしまうと「もうアラサーだからさ〜」とか「衰えを感じるんだよね〜」とか言ってられない。寝言はトム・クルーズを見てから言え。
まさか“あの人”が再登場するとは
アラスカでイヌイットの暮らしをしていた“あの人”が、1作目に登場したCIA職員のダンローだったとは…!これぞ誰も想像していなかった展開。
こういうサプライズが長編シリーズの醍醐味だなと思った。イーサンとダンローの再会シーンは胸熱。あの日から今日まで、全ては繋がっていた…!
要職に就く女性たち、カッケ〜
今作は要職に就く女性たちが多かった気がする。アメリカ大統領は黒人女性で、空母の司令官も女性で、最前線の潜水士にも女性がいた。最初はポリコレか?とも思ったけれど(もうね、このポリコレ思考自体が悔しい)、皆さん本当にかっこよかった。土壇場での判断力がすごかった。前時代的表現になるけれど、「女は度胸」という言葉がぴったりだった。
特にアメリカ大統領の威厳たるや…あれは王の器だ(詳しくは『十二国記』を参照)。イーサンと初めて顔を合わせたとき、第一声が「お悔やみを」(ルーサーの死に対する)で、こ…この人…ッ、信頼できる…!って思った。たぶんイーサンも思ったはず。IMFに「お前らの死には感知しないからな(意訳)」って散々言われてきたイーサンにとって、ずっと欲しかった言葉だったんじゃないかなと。
核のボタンを押すか押さないかの、ギリギリの選択をするのが貴方でよかった。。(あと大統領を銃撃から守ってくれた将軍もよかった。疑ってごめん。)
昨日の敵は今日の友、パリスちゃん
昨日の敵は今日の友こと、パリスちゃんが前作に続き今作でもとっても魅力的。ガブリエル絶許、殺る気満々な姿がどういうわけか可愛い。癒される。「パリス」という名のとおり、やっぱりパリジェンヌなのかな?終始フランス語を貫く姿勢にも気高さを感じた。
印象に残ったのは、終盤でパリスちゃんがベンジーを救命処置するシーン。「殺ししかやったことない」と言っていた彼女が、ベンジーを救ったときの嬉しそうな表情ったら…!前作のラストといい、パリスちゃんは人を救うシーンでこそ輝くよ…。
この一件後、パリスちゃんはベンジーに懐いてたらいいな。良いコンビになりそう。
微妙だったところ
微妙なところも多少はあるよ、ミッションインポッシブル!
極限アクションありきの脚本
近年のM:Iシリーズの傾向として、トム・クルーズの極限アクションありきの脚本感は今作でも否めなかった。でもM:Iシリーズは彼の曲芸が最大の見せ場だし、それが真骨頂でもあるのでしょうがないかなとは思う。
予定調和とまでは言わないけれど、まず撮りたいアクションがあって、それを踏まえてストーリーが展開する。という脚本の組み方を今作では顕著に感じた。(個人的にはアクションとストーリーのバランスが良かったのは、4作目のゴースト・プロトコルだと思ってる。)
とはいえ、イーサンたちがギリギリの闘いをすることには変わりないので、普通にずっと手に汗握る展開ではある(笑)ハラハラドキドキは健在だし、退屈とは無縁。超大国の核兵器が次々と陥落していくシーンとか絶望感やばい。
あと今作では、イーサンと仲間たちが別行動を取ることが多かった気がする。それゆえにチームワークを感じづらくもあったけれど、これはイーサンが「仲間を信じて任せる」ことを学んだ結果ともいえる。昔のシリーズを見返すと、イーサンの独断専行っぷりとか、揉めてるシーンとか、まあ〜結構ある。イーサンも一流のスパイとして成長したんだな…と思うことにした。
字幕版の“それ”表記
字幕版ではAI:エンティティのことを“それ”と表記している。これは前作でも思ったんだけど…正直“それ”って分かりづらくない⁉︎(笑)
いや、わかる。字幕量や翻訳の兼ね合いで“それ”にしてるのはわかる。わかるけども…!字幕に“それ”って出ると「“それ”?ああエンティティのことか」っていう脳内処理が一個追加される。すると字幕を読むのが一瞬遅れる。しかもエンティティの話は難解だから、字幕量が多くて切り替えも早い。“それ”の脳内処理に費やした一瞬によって、たちまち会話から置いてけぼりになる。その点、吹き替えだとエンティティって言ってくれることが多いから分かりやすい。
いや、わかる。素人がぐちぐち言うなってのもわかる。わかるけども…!遅読タイプのわたしからすれば、エンティティってストレートに表記してくれるシーンがもう少しあってもよかったのにな〜と。
まとめ:本当に最後なの?
一旦こんな感じです。吹き替え版を観たらまた追記するかも。
『デッドレコニング PART TWO』から『ファイナル・レコニング』にわざわざタイトル変更するくらいだから、今作が本当に最後なのかな?イーサンも「これが最後のお願いだ」って言ってたしな……
でもイーサンの最後のお願いって、ちょっと説得力ないような(笑)
個人的にはまだまだイーサン・ハントに会いたいし、トム・クルーズの不可能への挑戦を目撃したい。それに今作ではついに登場しなかったブラントくんにもぜひ会いたい。(わたしはジェレミー・レナー推し!)
でもまあ、とりあえず、本当にお疲れさま!最高の映画体験をありがとう!
最後に一つだけ。これが最後のお願いだ。エンティティが入ってる5次元キューブ、絶〜〜〜ッッッ対に盗られないで!!頼むよマジで!!
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