【世界遺産の旅】ティカル国立公園(グアテマラ)

【世界遺産の旅】ティカル国立公園(グアテマラ)

こんにちは。あさうみです。

今回もグアテマラの世界遺産をご紹介します!

世界複合遺産「ティカル国立公園」

ティカル国立公園は、グアテマラ唯一の世界複合遺産です。

世界複合遺産とは文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね揃えた世界遺産のことで、複合遺産として登録されている世界遺産は全体1073件のうち35件とその数はかなり少ないです(2017年7月現在)。

ティカル国立公園はグアテマラ北部の221㎢に及ぶ熱帯雨林のジャングルで、広大な公園内にはマヤ文明最大級の神殿都市遺跡が残っています。熱帯雨林の自然的価値と都市遺跡の文化的価値の双方の観点が評価され、ティカル国立公園は世界複合遺産として登録されました。

ティカルの歴史

はじめにマヤ文明の中心地として興隆したティカルの歴史を簡単に説明したいと思います。

ティカルには紀元前11世紀頃から人が住み始め、マヤの特色が見られるようになったのは紀元前30年頃だとされています。紀元1世紀には最初の王朝が成立し、都市の成立から繁栄、崩壊までの間に少なくとも39人の王がいたことが明らかになっています。

3~6世紀にはメキシコ中央高原の大都市テオティワカンの影響を受け、テオティワカンに征服された後は従属王朝が築かれました。

7世紀からは宗教や技術、科学などにおいて独自の発展を見せるようになります。現在まで残っている多くの建造物がこの時期に建造され、最盛期の8世紀には人口が6万人以上に達したともいわれています。

しかしティカルは9世紀頃から衰退期に入り、人口の激減と共に次々と都市が放棄され、やがて廃墟となりました。ティカルをはじめとするマヤ文明の衰退理由は未だ明らかになっていませんが、人口増加による環境破壊や飢餓、戦争、自然災害などではないかと考えられています。

 

ティカル遺跡の見どころ

実際にティカル国立公園を訪れてみると、そのあまりの広さに驚かされます。

ティカルの主な観光スポットは遺跡の主要部分であるグラン・プラザ周辺に集中しています。…と言っても普通に見て回るだけでもかなりの時間を要します。少なくとも半日、じっくり見るなら一日。密林のなかを巡り巡るという、とにかく体力勝負な世界遺産観光です。

グラン・プラザ

グラン・プラザは「大広場」という意味で、その名の通りティカル遺跡の中心となる広場です。南北は神殿などの建築物の複合体であるアクロポリスに面し、東西はティカル遺跡の代名詞ともいえるⅠ号神殿とⅡ号神殿に囲まれています。

Ⅰ号神殿

Ⅰ号神殿は元々この場所にあった建築物を覆うように造られた高さ47mの神殿です。神殿内部の天井からは礼装の王と神格のジャガーが彫刻された部材が発見されていることから別名「大いなるジャガーの神殿」とも呼ばれています(かっこいい)。また、9層で構成される基壇は9層に分かれているとされる地下世界を表しており、頂上部にある神殿の入口は地下世界への入口を表現しているそうです(ロマンがある)。

Ⅳ号神殿

Ⅳ号神殿は高さ約64.6m、アメリカ大陸における古代建築物のなかでは最大規模の高さを誇っています。神殿を支える部材に双頭の蛇が刻まれていることから「双頭の蛇の神殿」とも呼ばれています。Ⅳ号神殿はピラミッド形の基台の頂上まで登ることができる唯一の神殿で、かの有名な『スターウォーズ エピソードⅣ』のロケ地でもあります!

映画後半、ハン・ソロが操るミレニアムファルコンが敵機の攻撃から逃れようとしてこちら側に突っ込んでくるシーン。(画像元:『スターウォーズ エピソードⅣ』本編)

そしてこれが実際のⅣ号神殿頂上からの景色。私はこの景色を見るためにはるばるティカルまで来たといっても過言ではない…!

失われた世界

失われた世界は先古典期の儀礼用の区画で、ティカル遺跡のなかでは最も古い建築群が集まっているエリアです。言いたいことはただひとつ、もう名前が圧倒的にかっこいい。失われた世界…世界…世界…(エコー)。

まとめ

以上、ティカルの歴史と見どころを紹介してきました。

ティカル国立公園は、

人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産

文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産

建築様式や建築技術・科学技術の発展段階を示す遺産

動植物の進化や発展の過程、独自の生態系を示す遺産

絶滅危惧種の生息域でもある、生物多様性を示す遺産

という5つの登録基準が評価され、1979年に世界複合遺産として登録されました。

 

秘境という言葉がぴったりなティカル国立公園。動植物の豊かな生態系を垣間見ながら、古代マヤ文明の源流に触れることができました。皆さんもぜひ、中米にお越しの際は訪れてみてください。

 

(参考資料:『世界遺産大辞典〈上・下〉』世界遺産アカデミー、『地球の歩き方』地球の歩き方編集室)

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