こんにちは。あさうみです。
今回は青春18きっぷと北海道&東日本パスの概要と、東北一周するときのおすすめ切符をご紹介します。
もくじ
青春18きっぷって?
青春18きっぷは、全国のJR線の普通列車(快速含む)の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)およびJR西日本宮島フェリーが、乗り降り自由になる切符です。
青春18きっぷと聞くと「18歳以下しか利用できないの?」と思うかもしれませんが、年齢に関係なく誰でも利用できます。
- 価格
- 3日間用:10,000円
- 5日間用:12,050円
- 発売場所
- 全国のJRの主な駅(指定席券売機を含む)、みどりの窓口、JR EAST Travel Service Center(JR東日本 駅たびコンシェルジュ)、提携販売センターおよび主な旅行会社など
- 発売期間
- 【春季】3日間用:2025年2月14日~2025年4月8日
- 【春季】5日間用:2025年2月14日~2025年4月6日
- 利用期間
- 【春季】2025年3月1日~2025年4月10日
- 備考
- 「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を別途購入をすれば北海道新幹線(新青森~木古内)を利用可。そのほか他会社線の通過特例区間あり。詳細は公式サイトをご確認ください。
青春18きっぷのメリット
- 全国のJR線で使える
- 自動改札機が利用できる
全国のJR線で使える
青春18きっぷの最大の魅力は、JR線が通っていれば全国津々浦々どこへでも行けることにあります。普通・快速列車しか乗車できないので時間はかかりますが、1日の移動距離が長ければ長いほど元を取れます。
わたしは大学生のときに青春18きっぷを利用して東京から島根県の出雲市まで旅をしたことがあります。車窓からの景色を眺めたり、読書をしたり、考え事をしたり、ぼんやりしたり。西日本をのんびりゆっくり横断した列車旅は良い思い出です。
自動改札機が利用できる
従来の青春18きっぷは有人改札を通過する必要がありましたが、2024年冬季からは自動改札機も利用できるようになりました。近年はインバウンドの影響で有人改札が混雑していることが多いので、これは地味にありがたいポイント。
青春18きっぷのデメリット
- 利用開始日から「連続する期間」しか利用できない
- 1枚のきっぷを複数人で利用することができない
利用開始日から「連続する期間」しか利用できない
青春18きっぷは2024年冬季からの新ルールにより、「連続する3日間」もしくは「連続する5日間」しか利用できなくなりました。従来は利用期間内であれば日を跨いでの分割利用ができましたが、今後はこういった使い方ができなくなります。
例えば、1日目:18きっぷで電車移動、2日目:電車を使わず市内観光、3日目:18きっぷで電車移動、というスケジュールの場合、2日目に電車を利用していなくても切符の日数は消費されてしまいます。このルール変更は切符の転売対策によるものといわれていますが、ユーザー目線では改悪と思わざるを得ません。。
1枚のきっぷを複数人で利用することができない
こちらも2024年冬季からの新ルールです。1人で5日分使うのも、5人で1日分使うのも自由、というのが青春18きっぷの魅力でしたが、今後は複数人での利用ができなくなります。
友達と切符をシェアして鈍行列車で遠出する!という思い出が作れなくなるのはなんだか寂しい。青春18きっぷという名称なのに、なんだか青春を削ぐ内容…と思ってしまいます。
北海道&東日本パスって?
北海道&東日本パスは、JR北海道線・JR東日本線・青い森鉄道線・IGRいわて銀河鉄道線・北越急行線の普通列車(快速含む)の普通車自由席およびBRT(バス高速輸送システム)が、連続する7日間乗り降り自由になる切符です。
- 価格
- 大人:11,330円
- 小児(6~12歳未満):5,660円
- 発売場所
- JR北海道・JR東日本の主な駅(指定席券売機を含む)、みどりの窓口、提携販売センター、JR EAST Travel Service Center(JR東日本 駅たびコンシェルジュ)および主な旅行会社など
- 発売期間
- 【春季】2025年2月13日~2025年3月25日
- 利用期間
- 【春季】2025年2月22日~2025年3月31日
- 備考
- 特定特急券を別途購入すれば北海道新幹線(新青森~新函館北斗)間を利用可。そのほか奥羽本線・石勝線・室蘭本線の通過特例区間あり。詳細は公式サイトをご確認ください。
北海道&東日本パスのメリット
- JR線以外の他会社線でも使える
- 子供用の切符がある
JR線以外の他会社線でも使える
北海道&東日本パスの魅力は、JR線以外の他会社線(青い森鉄道線・IGRいわて銀河鉄道線・北越急行線)にも乗車できることにあります。JR線が通っていない土地にも行くことができるので、旅の選択肢が広がります。
子供用の切符がある
北海道&東日本パスには子供用の切符があります。大人の半額ほどで購入できるので、6~12歳未満の子どもがいるファミリーには嬉しい制度です。
北海道&東日本パスのデメリット
- 利用開始日から「連続する期間」しか利用できない
- 利用期間がやや短い
利用開始日から「連続する期間」しか利用できない
青春18きっぷと同様、北海道&東日本パスも連続する期間(7日間)しか利用できません。日を跨いでの分割利用ができない点に注意が必要です。
利用期間がやや短い
北海道&東日本パスは利用期間が比較的短く設定されています。2025年春季を例にすると、青春18きっぷ(5日間用)の利用期間は52日に対して、北海道&東日本パスの利用期間は38日間です。
【結論】東北一周は青春18きっぷと東日本パスのどっちがお得?
青春18きっぷと北海道&東日本パスのメリット・デメリットをご紹介しました。
それを踏まえて、今回の本題「東北一周は青春18きっぷと北海道&東日本パスのどっちがお得?」の結論を出したいと思います。
- 切符の価格
- 青春18きっぷ(3日間用):10,000円(1日あたり3,333円)
- 青春18きっぷ(5日間用):12,050円(1日あたり2,410円)
- 北海道&東日本パス(7日間):11,330円(1日あたり1,618円)
青春18きっぷは3日間用と5日間用、北海道&東日本パスは7日間と利用日数が異なるので一概には比較できませんが、1日あたりの価格で換算すると北海道&東日本パスのほうが安くなります。
また「電車で東北一周する」という観点では、JR線以外の他会社線(青い森鉄道線・IGRいわて銀河鉄道線・北越急行線)にも乗車可能な北海道&東日本パスのほうが旅の行動範囲も広くなります。
以上のことから、電車で東北一周する場合は、北海道&東日本パスのほうが青春18きっぷよりもお得といえます。
わたしは大学生のときに北海道&東日本パスを利用して東北一周をしたことがあります。7日間での東北一周はかなり駆け足になりましたが、東北地方を巡る列車旅はとても楽しかったです。
旅行期間や旅先に合わせて、最適な切符を選んでみてください!
