1週間のスイス旅行、どんなルートで回るのがいい?
今回はわたしが実際にスイス周遊をしたときの体験をもとに、おすすめモデルコースをご紹介します。
もくじ
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スイス周遊にはハーフフェアカードがおすすめ
スイスには観光客向けの交通パスとして、スイストラベルパスとハーフフェアカードがあります。
ハーフフェアカードはスイス国内の主な鉄道・バス・船舶・山岳交通(登山鉄道・ケーブル)が半額になるパスです。
- 特徴
- 使用開始日から1か月間、主要な公共交通が半額になるパス
- 利用期間
- 1か月
- 特典
- 16歳未満は「スイスファミリーカード」の申し込みで無料
- 料金(大人)
- CHF120
- 発売場所
- 現地のSBB窓口、スイス鉄道パス公式チケットショップ、Klookなどのツアー予約サイト
- 備考
- 利用範囲や特典の詳細はスイス政府観光局サイトをご確認ください
ハーフフェアカードはスイストラベルパスよりも適用路線が多く、ほとんどの山岳交通(登山鉄道・ケーブル)が半額になります。
そのため今回ご紹介するような中長期旅行とも相性抜群です。
💡スイストラベルパスとハーフフェアカードについては以下記事で詳しく解説しています。
どっちがお得?スイストラベルパス vs ハーフフェアカード|スイス旅行の交通費を徹底比較
モデルコース:ツェルマットに行くプラン

ここからは、1週間(6泊7日)のスイス周遊モデルコースをご紹介します。
- モデルコース:ツェルマットに行くプラン
- 【1日目】ジェネーヴ → モントルー【モントルー泊】
- 【2日目】モントルー【モントルー泊】
- 【3日目】モントルー → ツェルマット【ツェルマット泊】
- 【4日目】ツェルマット → ベルン【ベルン泊】
- 【5日目】ベルン ⇄ インターラーケン【ベルン泊】
- 【6日目】ベルン → チューリッヒ【チューリッヒ泊】
- 【7日目】チューリッヒ【帰国】
【1日目】ジェネーヴ → モントルー【モントルー泊】

旅はスイス西部、レマン湖の南西岸に位置するジェネーヴからスタート!
ジェネーヴはさまざまな国際機関が集まる国際色豊かな街です。
街自体はコンパクトなので、徒歩での散策がおすすめ。
ランドマークである大噴水(ジェ・ドー)や旧市街などを巡ったら、レマン湖の東端にある街、モントルーに移動しましょう。
ジェネーヴからモントルーは電車で約1時間の距離です。
【2日目】モントルー【モントルー泊】

2日目はレマン湖畔の人気リゾート地、モントルーを終日観光します。
モントルーはイギリスのロックバンド「Queen」のボーカル、フレディ・マーキュリーが愛した街。
毎年7月には世界的な音楽イベント「モントルー・ジャズフェスティバル」が開催されることでも有名です。
レマン湖に浮かぶ古城「シヨン城」は必見のスポット。城から市街地まで続く湖畔の道を、のんびり散歩するのもおすすめです。

モントルー近郊の丘陵地帯、ラヴォー地区ではワイン造りが盛んに行われています。
その歴史と伝統が評価され、「ラヴォー地区の葡萄畑」は2007年に世界遺産登録されました。
モントルーから葡萄畑が広がる村、シェーブル(Chexbres-Village)までは電車で20分ほど。
葡萄畑には公園やベンチもあるので、食べ物を調達してピクニックをするのもおすすめ。(夕暮れ時は眺望が最高!)
【3日目】モントルー → ツェルマット【ツェルマット泊】

3日目は山岳リゾートとして知られるツェルマットに移動し、名峰マッターホルンを見に行きます。
モントルーからツェルマットは電車で約2時間半の距離です。
早めにツェルマットに到着すれば、午後から展望台に登ることも可能です。
- ゴルナーグラート展望台
- 標高3,089m。登山鉄道やハイキングが楽しめる、スイスを代表する展望台
- マッターホルン・グレッシャー・パラダイス(クライン・マッターホルン展望台)
- 標高3,883m。ヨーロッパ最高地点の展望台
- スネガ展望台
- 標高2,288m。ケーブルカーで3分、ツェルマットから気軽に行ける展望台
- ロートホルン展望台
- 標高3,103m。マッターホルンが最も尖って見える展望台
ツェルマットには複数の展望台があるので、3日目午後と4日目午前で別々の展望台に登ってみるのも良さそうです。
翌朝はモルゲンロート(日の出の時間に山肌が赤く染まる、朝焼けの現象)を見るのも忘れずに!
【4日目】ツェルマット → ベルン【ベルン泊】

4日目、スイス周遊旅も折り返し地点です。
午前中はツェルマットでマッターホルンを堪能。午後はスイスの首都ベルンに向かいます。
ツェルマットからベルンは電車で約2時間の距離です。
湾曲するアーレ川に囲まれたベルンは、13世紀頃から商業や交通の要所として繁栄しました。
ヨーロッパ最長といわれるアーケードや彫像が美しい水飲み場など、中世の面影を残した旧市街は世界遺産に登録されています。

ベルン旧市街を見下ろす高台にあるローゼンガルテン(バラ公園)は、約220種のバラが咲き誇る美しい公園です。
夕日に照らされた旧市街は一見の価値あり。ぜひ夕暮れ時に訪れてみてください。
【5日目】ベルン ⇄ インターラーケン【ベルン泊】

5日目は日帰り旅行でインターラーケンに行きます。
ベルンからインターラーケンは電車で約1時間の距離です。
インターラーケンは「湖の間」という意味で、その名のとおりブリエンツ湖とトゥーン湖の間に位置する風光明媚な街。
湖の周遊クルーズや絶景の展望台、パラグライダーなどさまざまなアクティビティが楽しめます。

インターラーケンは韓国の大ヒットドラマ『愛の不時着』のロケ地として一躍有名になりました。
『愛の不時着』ファンの方は、ドラマのロケ地を聖地巡礼してみるのもおすすめ。聖地巡礼のモデルコースは下記をご覧ください。
【6日目】ベルン → チューリッヒ【チューリッヒ泊】

6日目は旅の最終目的地、チューリッヒへ。
ベルンからチューリッヒは電車で約1時間の距離です。
チューリッヒはスイス最大の都市であり、世界有数の金融都市として知られています。
観光名所はリマト川の両岸に広がる旧市街に集中しており、街歩きがしやすい街です。

ステンドグラスで有名なグロスミュンスターとフラウミュンスター、街を一望するリンデンホフの丘は、チューリッヒの必見スポット。ぜひ訪れてみてください。
【7日目】チューリッヒ【帰国】

ついに最終日。チューリッヒ・クローテン国際空港から帰国の途につきます。
チューリッヒ空港はショッピングエリアが充実しています。
空港内には「Coop」と「Migros」という2つのスーパーマーケットがあり、スイス土産を買うのにぴったりです。
またチューリッヒ空港の隣には「The Circle」という商業施設があります。
広大な敷地内にはショップやレストラン、ホテルなどが入っています。フライトまで時間がある方は、「The Circle」で過ごすのもおすすめです。
モデルコース:シャモニー(フランス)に行くプラン

ここからは、わたしが実際にスイス周遊をしたときの旅程をご紹介します。
スイス旅行の王道は、ツェルマットでマッターホルンを望むプランだと思いますが、わたしはスイスから登山鉄道で国境を越え、フランスのシャモニーでハイキングをしました。
- モデルコース:シャモニー(フランス)に行くプラン
- 【1日目】ジェネーヴ → モントルー【モントルー泊】
- 【2日目】モントルー【モントルー泊】
- 【3日目】モントルー ⇄ シャモニー【モントルー泊】
- 【4日目】モントルー → ベルン【ベルン泊】
- 【5日目】ベルン ⇄ インターラーケン【ベルン泊】
- 【6日目】ベルン → チューリッヒ【チューリッヒ泊】
- 【7日目】チューリッヒ【帰国】
基本は先述のモデルコースと同じですが、3日目の旅程をアレンジしています。
3日目はヨーロッパアルプスの最高峰、モンブランの麓にある街シャモニーへ。
モントルーからシャモニーまでは電車で約2時間、国境を越えた日帰り旅行が可能です。

シャモニー近郊には、モンブラン山群を望めるハイキングコースがいくつかあります。
初心者におすすめのルートは、フレジェール(Flégère)〜ラックブラン(Lac Blanc)です。
- フレジェール(Flégère)への行き方
- シャモニーモンブラン(Chamonix-Mont-Blanc)駅の一つ手前、レ・プラ(Les Praz-de-Chamonix)駅で下車し、徒歩5分のロープウェイに乗車。ロープウェイの終点駅からハイキングスタート。

ラックブランは「白い湖」という意味で、標高2,352mにある山上湖です。
フレジェールからラックブランまでは片道1.5〜2時間ほど。ゴツゴツとした岩の道や急斜面もありますが、比較的登りやすい初心者〜中級者向けのハイキングコースです。


道中の眺めもさることながら、ラックブランの絶景パノラマは息をのむ美しさ。
ツェルマットに行ったことがある方や、名峰モンブランを望みたい方、一味違うスイス旅行をしてみたい方は、ぜひシャモニーに行くプランを検討してみてください。
ヨーロッパならではの国境越えショートトリップ、とても楽しかったです!
まとめ
1週間で巡る、スイス周遊モデルコースをご紹介しました。
- モデルコース:ツェルマットに行くプラン
- 【1日目】ジェネーヴ → モントルー【モントルー泊】
- 【2日目】モントルー【モントルー泊】
- 【3日目】モントルー → ツェルマット【ツェルマット泊】
- 【4日目】ツェルマット → ベルン【ベルン泊】
- 【5日目】ベルン ⇄ インターラーケン【ベルン泊】
- 【6日目】ベルン → チューリッヒ【チューリッヒ泊】
- 【7日目】チューリッヒ【帰国】
- モデルコース:シャモニー(フランス)に行くプラン
- 【1日目】ジェネーヴ → モントルー【モントルー泊】
- 【2日目】モントルー【モントルー泊】
- 【3日目】モントルー ⇄ シャモニー【モントルー泊】
- 【4日目】モントルー → ベルン【ベルン泊】
- 【5日目】ベルン ⇄ インターラーケン【ベルン泊】
- 【6日目】ベルン → チューリッヒ【チューリッヒ泊】
- 【7日目】チューリッヒ【帰国】
ツェルマットからマッターホルンを望む王道プランと、シャモニーモンブランでハイキングをする意外性プラン。マッターホルンもモンブランも、どちらもヨーロッパを代表する素晴らしい名峰です。
スイス周遊旅をする際は、ぜひ参考にしてみてください。
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