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【ウィーン観光】カフェ・ザッハーとデメルのザッハトルテを食べ比べてみた

こんにちは。あさうみです。
今回はウィーンの名物スイーツ、ザッハトルテをご紹介します。

ウィーンでは社交や情報発信の場としてカフェ文化が花開きました。
街には素敵なカフェがいたるところにあり、地元ウィーンっ子や観光客、老若男女で賑わいをみせています。

そんなカフェ文化において、欠かせないのがスイーツ。
なかでも「チョコレートの王様」の異名をもつスイーツ、ザッハトルテはオーストリアを代表するケーキです。

ザッハトルテ戦争とは?

ウィーンにはザッハトルテが有名な二つの老舗カフェがあるのですが、両者には甘くて苦い因縁があります。。

それが、ザッハトルテのオリジナル(本家)を巡ってCafe Sacher(カフェ・ザッハー)とDemel(デメル)の間で争われた通称「ザッハトルテ戦争」です。

ザッハトルテ戦争の経緯にはフクザツな事情があるのですが、ここでは私の解釈をなんとなく綴っておきます。

【30秒でわかる】ザッハトルテ戦争の起承転結
起:ホテル・ザッハーの創業者ザッハー氏はデメルでケーキ職人の修業をしていた時期があり、このときにザッハトルテを考案。
承:ザッハー氏のザッハトルテは当初デメルで販売されていたが、ホテル・ザッハー創業後はホテル併設のカフェ・ザッハーでもザッハトルテを提供するようになる。
転:ザッハー氏の死後、ホテル・ザッハーは経営難で倒産。このときにデメルが資金援助を申し出る。ザッハー氏の息子は資金援助のお礼あるいは見返り(?)として、父が遺したザッハトルテのレシピとケーキの販売権をデメルに譲渡する。
結:ところが権利譲渡後もカフェ・ザッハーはザッハトルテの販売を続ける。これが原因でザッハトルテのオリジナル商標を巡る「ザッハトルテ戦争(裁判)」が勃発。

ザッハだらけでややこしいですが、たぶん、こんな感じです。

ザッハーとデメルは、ザッハトルテの商標を巡って七年間も裁判をしました。
この裁判がザッハトルテ戦争──甘い七年戦争といわれています。

裁判の結果、ザッハーとデメルの双方にザッハトルテの販売を認める判決が下りました。
このときからザッハーのザッハトルテは「Original Sachertorte」、デメルのザッハトルテは「Demel’s Sachertorte」として販売されるようになりました。

個人的には、デメルにレシピと販売権を譲渡したにも関わらず販売を続けたザッハー側がよろしくないのでは…?と思ってしまうのですが、まあ、いろいろな事情があるんでしょうね!(他人事)

長きにわたって火花を散らしたザッハーとデメルですが、肝心のザッハトルテにはどんな違いがあるのかは気になるところ。

というわけで!両者のザッハトルテを食べ比べてみます!

カフェ・ザッハーのザッハトルテ

カフェ・ザッハーの外観 カフェ・ザッハーの内観

めちゃくちゃ雪が降ってるなか、カフェ・ザッハーにやってきました(笑)

カフェ・ザッハーはウィーンでも指折りの超人気カフェのため日中は観光客が絶えません。

赤を基調とした店内はまるで宮殿の一室のようで、ヨーロッパ貴族にでもなったかのような気分です。

カフェ・ザッハーのザッハトルテ

それでは、カフェ・ザッハーのザッハトルテをいざ実食。

ケーキ表面のコーティングチョコは存在感のある甘み。
しかし甘すぎるということはなく、ほどよい甘さ。チョコの硬さもサクッとフォークが通るくらいでちょうどいいです。

しっとりとしたスポンジも絶妙な甘さ。アプリコットジャムの層とマッチしています。

添えられているホイップクリームも甘さ控えめで、ケーキの甘さをマイルドにしているように思いました!

食べてみた感想
カフェ・ザッハーのザッハトルテは、ケーキの構成要素であるチョコレート・スポンジ・アプリコットジャム・ホイップクリームがそれぞれを引き立て合い、美味しさの相乗効果が生まれている!
Cafe Sacher(カフェ・ザッハー)
住所
Philharmoniker Str. 4, 1010 Wien
営業時間
8:00-24:00
Webサイト
https://www.sacher.com/de/restaurants/cafe-sacher-wien/
備考
オンライン予約可能

デメルのザッハトルテ

デメルの外観 デメルの内観

続いて、デメルへやってきました。

皇室御用達菓子店であるデメルは、王宮の近くに本店を構えています。

デメルはカフェ・コンディトライのお店です。
コンディトライとはケーキ店がカフェを併設した店のことで、店先にあるショーケースからケーキを先に選び、それから席に着くというシステムをとっています。

よりどりみどりのケーキを前に目移りしてしまいそうでしたが、今回はしっかり本命のザッハトルテを注文しました。

デメルのザッハトルテ

まずはケーキ表面のコーティングチョコ。
カフェ・ザッハーと比較するとデメルのチョコは厚みがあり、インパクトのある甘みです!

一方、スポンジはあっさりとした風味で、アプリコットジャムやホイップクリームも控えめな甘さ。
コーティングチョコとの甘さにかなりギャップがあるように感じました。

食べてみた感想
デメルのザッハトルテは、コーティングチョコの甘さが主役!スポンジなど他の要素はチョコの引き立て役に徹している印象。
Demel(デメル)
住所
Kohlmarkt 14, 1010 Wien
営業時間
10:00-19:00
Webサイト
https://www.demel.com/

食べ比べてみた結果

以上、カフェ・ザッハーとデメルのザッハトルテを食べ比べてみました。

どちらのザッハトルテもとても美味しかったです。
ザッハトルテ戦争、味だけでいえば甲乙つけがたいなとしみじみ思いました。

これはもう完全に好みの問題ですが、強いて言えば、私はカフェ・ザッハーのザッハトルテが好きでした…!

とはいえ、どちらも間違いなく美味しいので、ウィーンを訪れた際は本場のザッハトルテをぜひ食べ比べてみてください!

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