こんにちは。あさうみです。
今回は備忘録を兼ねて、オリジナルテーマを制作するときに役立つプラグインをご紹介します。
もくじ
『HTMLサイトをWordPressにする本』久保田涼子 西原礼奈 阿諏訪聡美, ソシム
本サイトもHTMLをWordPress化し、オリジナルテーマとして制作・構築しています。
- 制作当時のスキル
- HTML:実務歴3年
- CSS:実務歴3年
- JavaScript:自力では書けない。ググればいける
- PHP:知識ゼロ
- ガッツ✊:かなりある
もともとWebデザイナー兼コーダーとして働いていたので、HTML/CSSを使った静的サイトのコーディングはちょこっと得意で好きでした。けれど、JavaScriptはどうしても苦手で敬遠しがち。WordPress開発で必須となるPHPにいたっては何も分からない状態でした。
それでもこうして形にすることができたのは、救世主の参考書とネットの情報、そして難しいプログラミングを肩代わりしてくれるプラグインのおかげでした(あとガッツ✊)!
サイト全体の機能を拡張する
はじめに、サイト全体に反映される機能拡張プラグインをご紹介します。
【Breadcrumb NavXT】パンくずリストを設置する
Breadcrumb NavXTは、閲覧中のページがサイト内のどこにあるのか、その現在地を視覚化するナビゲーション「パンくずリスト」を表示するプラグインです。
サイトの階層構造を明示できるのでユーザビリティの向上やSEO対策に効果的とされており、ページの上部や下部に表示されることが多いです。
特にページ数が多くなる大規模サイトの場合は、導入をおすすめしたいプラグインです。
- プラグイン紹介ページ
- https://ja.wordpress.org/plugins/breadcrumb-navxt/
- 一言コメント
- 迷子防止機能
【WP-PageNavi】ページネーションを設置する
WP-PageNaviは、一覧ページなどで表示されるページ送り機能「ページネーション(ページャー)」を設置できるプラグインです。
WP-PageNaviの設定画面はシンプルで分かりやすく、簡単にページネーションを設定することができます。
- プラグイン紹介ページ
- https://ja.wordpress.org/plugins/wp-pagenavi/
- 一言コメント
- 地味だけど大事な機能
【Top Level Categories Fix】ページネーションの不具合を解消する
WP-PageNaviなどのページネーションプラグインを導入した際、2ページ目以降が404エラーになってしまう現象があります。
本サイトでも同様の事象が起こり、設定方法や記述を変えて試行錯誤したのですが一向に直らず…途方に暮れていたところ出会ったのが救世主、Top Level Categories Fixというプラグインでした。
何がどうなったのかはよく分からないのですが(笑)、このプラグインを導入したら嘘のように不具合が改善されました。
Top Level Categories Fixはこのプラグインを開発されたWordPress Go Go様のページでダウンロード可能です。(WordPress公式のプラグインディレクトリには掲載されていません。)
ページネーションの不具合でお手上げ状態の方は、ぜひ一度お試しください…!
- プラグイン紹介ページ
- https://wpgogo.com/development/top-level-cats-fix.html
- 一言コメント
- このプラグインを開発してくれた方に感謝御礼を申し上げます
投稿ページの機能を拡張する
続いて、投稿ページや固定ページに反映される機能拡張プラグインをご紹介します。
【Easy Table of Contents】目次を自動生成する
Easy Table of Contentsは、記事内の見出しを元に目次を自動生成するプラグインです。
自由度の高いカスタマイズが魅力で、プラグインのテンプレートデザインのほか、独自のデザインも組み込めます。
- プラグイン紹介ページ
- https://wordpress.org/plugins/easy-table-of-contents/
- 一言コメント
- プラグインのアップデートでたま〜に表示崩れを起こすときがある
【AddToAny Share Buttons】SNSシェアボタンを設置する
AddToAny Share Buttonsは、SNSシェアボタンを設置するプラグインです。
シェアボタンがあるとページの共有がしやすくなり、サイトの閲覧数を伸ばすことにつながります。
AddToAny Share ButtonsにはX(旧Twitter)・Facebook・LINE・PinterestなどのポピュラーなSNSをはじめ、多種多様のSNSアイコンが用意されています。
- プラグイン紹介ページ
- https://ja.wordpress.org/plugins/add-to-any/
- 一言コメント
- 使いやすい〜
【YARPP – Yet Another Related Posts Plugin】関連記事を表示する
YARPPは、関連記事を自動抽出して表示するプラグインです。
それぞれの記事に対する関連記事を手動で選別し、管理するのは大変です。
YARPPを導入すればカテゴリーやタグ、タイトルや本文の関連性に基づいて自動的に記事が選別されます。
関連記事の表示方法はリスト・サムネイル画像付き・カスタムの3パターンから選択できます。
- プラグイン紹介ページ
- https://ja.wordpress.org/plugins/yet-another-related-posts-plugin/
- 一言コメント
- カスタム設定はちょっとややこしかった
お問い合わせページを作成する
最後に、お問い合わせページの作成で重宝するプラグインをご紹介します。
【Contact Form 7】お問い合わせフォームを導入する
Contact Form 7は、お問い合わせフォームに関するあれこれを一括で設定できるプラグインです。
氏名・メールアドレス・お問い合わせ内容といった入力項目の設定をはじめ、フォーム送信者宛の自動送信メール、メールの転送先などを詳細に設定することができます。
シンプルかつ柔軟なカスタマイズにより、世界中で利用されている人気のプラグインです。
- プラグイン紹介ページ
- https://ja.wordpress.org/plugins/contact-form-7/
- 一言コメント
- これぞ覇権プラグイン
【Contact Form CFDB7】フォーム内容をデータベースに保存する
Contact Form CFDB7はContact Form 7の追加機能プラグインで、お問い合わせフォームに送られてきた内容をWordPressのデータベースに保存・管理することができます。
お問い合わせ内容のバックアップとして、Contact Form 7とあわせて導入することをおすすめします。
- プラグイン紹介ページ
- https://ja.wordpress.org/plugins/contact-form-cfdb7/
- 一言コメント
- 今のところは閑古鳥が鳴いてる
自作テーマ制作ならこの一冊で決まり!『HTMLサイトをWordPressにする本』
最後に、わたしの救世主であり恩人(本?)を紹介させてください。
オリジナルテーマ制作の経験ゼロ&PHPの知識ゼロのわたしが本サイトを作れたのは、『HTMLサイトをWordPressにする本』に出会えたからです!
『HTMLサイトをWordPressにする本』は2023年9月に発行されたばかりの比較的新しい書籍です。
既出本にはない、WordPressの最新情報を反映した知見が掲載されています。
この本ではオリジナルテーマ制作の手法や実際の制作フローを、「架空のコーポレートサイトをWordPress化する」実践方式で学習します。
わたしはコーポレートサイトを自分のサイトに置き換え、本の内容を一つ一つ実践していきました。
HTML→PHPの書き換えやコードの設置場所をはじめ、細かいところまで丁寧に解説されています。
初学者がつまずきそうなポイントもしっかり補足されているので、疑問点なくスムーズに読み進めることができました。(まさに痒い所にも手が届く…!)
本編の丁寧かつ詳細な解説はもちろんのこと、実用性抜群の付録ページにも大変助けられました。
付録の一つに「目的別プラグイン逆引き辞典」というものがあるのですが、本記事でご紹介したプラグインも逆引き辞典に掲載されていたプラグインを参考にしています。
この本に出会えなければ、いまこうして記事を書くこともできなかったと思います。
「これからオリジナルテーマを作ってみたい!」「今まさにテーマ制作が難航してる…」という方に、全力でおすすめしたい一冊です!
『HTMLサイトをWordPressにする本』久保田涼子 西原礼奈 阿諏訪聡美, ソシム
- 紹介書籍
- 久保田涼子, 西原礼奈, 阿諏訪聡美「HTMLサイトをWordPressにする本」, ソシム株式会社, 2023年9月8日