こんにちは。あさうみです。
今回は世界遺産都市ウィーンの魅力と、コスパ重視のおすすめ観光スポットをご紹介します。
もくじ
※本記事に掲載している情報は2024年1月時点のものです。
ウィーンの歴史地区
オーストリアの首都ウィーンは、かつてヨーロッパを支配したハプスブルク家の王都として発展しました。
ウィーンの歴史地区にはハプスブルク家の栄華を物語る歴史的建造物が点在しています。
なかでも19世紀の都市改造で敷設された環状道路リンクシュトラーセ沿いには、さまざまな建築様式の建物が立ち並んでいます。
ウィーンの歴史地区はヨーロッパ文化の中心地として発展したことが高く評価され、2001年に世界文化遺産に登録されました。
- 文化の価値観の相互交流を示す遺産
- 建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
- 人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産
ウィーンのおすすめ観光スポット
ウィーンには数多くの博物館・美術館・宮殿・劇場がありますが、見どころが多すぎて「結局どこに行けばいいんだ…?」と迷ってしまうかもしれません。
また、ウィーンは物価が高い街でもあるため、できるだけ出費を抑えて観光したいところ。。
というわけで、ここからはコスパを重視したウィーンの選りすぐり観光スポットをご紹介します!
聖シュテファン大聖堂
屋根のモザイクが印象的な聖シュテファン大聖堂は、ウィーンの街のシンボル。
オーストリア最大のゴシック建築の教会で、約300年の歳月をかけて完成しました。
- ゴシック建築って何?
- 建築技術の発展により可能となった、軽やかで明るい建築様式のこと。
「神は光なり」という聖書の言葉を体現しており、高い天井や尖塔・ステンドグラス・屋外に張り出された飛梁などが特徴。
ちなみに大聖堂には北と南に塔がありますが、南塔と同じ高さに揃えるはずだった北塔は財政難のため途中までしか建設されませんでした。
豪華絢爛な建築物が多いウィーンならではの事情ですね……
- 住所
- Stephansplatz 3, 1010 Wien
- 営業時間
- 月-土曜日 9:00-11:30 13:00-16:30
- 日曜日・祝日 13:00-16:30
- 入場料
- 無料
- Webサイト
- https://www.stephanskirche.at/index.php
ウィーン国立オペラ座のガイドツアー
ウィーンは物価が高いことで有名ですが、国立オペラ座のガイドツアーは良心価格なのでおすすめです。
ガイドツアーでは皇帝専用のボックス席やサロン、タイミングが良ければ舞台裏も見学することができます。
日によっては日本語対応のガイドツアーも催行されており、現地ガイドさんからオペラ座の歴史や裏話などを聞くことができます。
金銭的・時間的都合でオペラ鑑賞が難しいという方も、こちらの見学ガイドツアーに参加してみるとオペラ座の雰囲気を感じられると思います!
もちろん観劇予定の方も、予習としてツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
- 住所
- Opernring 2, 1010 Wien
- チケット販売場所
- オンラインもしくはエントランス
- 所要時間
- 約40分
- 料金
- 大人 13€
- シニア 9€
- 子供・学生 7€
- Webサイト
- https://www.wiener-staatsoper.at/en/staatsoper/guided-tours/
- 備考
- ツアー日時はWebサイト要確認
聖ペーター教会のオルガンコンサート
著名な音楽家・作曲家が集まったことから、ウィーンは「音楽の都」と称されています。
音楽の都で本場の音楽を聴いてみたい!という方は、ぜひ聖ペーター教会を訪れてみてください。
聖ペーター教会では、毎日無料のオルガンコンサートが催されています!
美しい教会で聴く、美しい音楽。
これが無料!?と思わずにはいられない、素晴らしい演奏を聴くことができます。
聖ペーター教会では天蓋のフレスコ画「聖母マリアの被昇天」も必見です。
教会のWiFiに接続すると、フレスコ画の解説を読むことができます。
各言語に対応した解説文が表示されるので、コンサートの待ち時間にフレスコ画鑑賞をするのもおすすめです。
- 住所
- Peterspl. 1, 1010 Wien
- 営業時間
- 月-金曜日 8:00-19:00
- 土-日曜日 9:00-19:00
- オルガンコンサート 15:00-16:00
- 入場料
- 無料
- Webサイト
- https://www.peterskirche.at/
オーストリア国立図書館 プルンクザール
オーストリアの国立図書館であるプルンクザールは、世界一美しい図書館と称されています。
プルンクザールは「豪華なホール」という意味で、かつては王宮図書館として機能していました。
煌びやかな内装と壁一面の本棚は、まるでディズニー映画『美女と野獣』に登場する図書室を彷彿とさせます。
目前に広がる美しい光景に、誰もが息を呑むはず。
ウィーン観光で欠かすことのできない必見のスポットです!
- 住所
- Josefsplatz 1, 1015 Wien
- 営業時間
- 月-水曜日 10:00-18:00
- 木曜日 10:00-21:00
- 金-日曜日 10:00-18:00
- 定休日
- 5月-10月 月曜日
- 入場料
- 大人 10€
- Webサイト
- https://www.onb.ac.at/en/
ウィーン市庁舎前広場のクリスマスマーケット(冬季限定)
11月中旬から12月末までの期間限定にはなりますが、ウィーン市庁舎前の広場では市内最大級のクリスマスマーケットが開催されます。
スノードームやクリスマスオーナメントの雑貨店、甘い匂いを漂わせる伝統菓子店など、幻想的な雰囲気のマーケットは歩いているだけでも楽しいです。
クリスマスマーケットの名物グリューワインは、赤ワインにフルーツシロップやシナモンなどの香料を加えたホットワイン。
マグカップ込みで販売されているので、お土産として持ち帰ることができます!
- 住所
- Friedrich-Schmidt-Platz 1, 1010 Wien
- 開催期間
- 11月中旬-12/26
- 営業時間
- 10:00-22:00
- 12/24 10:00-18:30
- 入場料
- 無料
- Webサイト
- https://www.christkindlmarkt.at/
シェーンブルン宮殿と庭園
最後にご紹介するのは、ウィーン郊外にあるシェーンブルン宮殿です。
シェーンブルン宮殿は先述の世界遺産「ウィーンの歴史地区」の一部ではなく、「シェーンブルン宮殿と庭園」として世界遺産に登録されています。
シェーンブルン宮殿はハプスブルク家の女帝マリア・テレジアの居城で、広大な敷地内には庭園や世界最古の動物園などがあります。
宮殿はマリア・テレジアによって大規模な増改築が行われ、外装はマリア・テレジア・イエローと呼ばれる上品な黄色で統一されています。
宮殿内は優美なロココ様式の装飾や東洋の意匠などが施され、贅を尽くした空間が広がっています。
シェーンブルン宮殿と庭園がつくりだす華麗な一体感は総合芸術作品として評価され、1996年に世界文化遺産に登録されました。
- 人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産
- 建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
シェーンブルン宮殿の見学にはツアーチケットの購入が必須となります。
見学可能な部屋数やコースによって数種類のチケットがあリますが、個人的には全室見学可能の「グランドツアーチケット」がおすすめです。
古今東西の一流の芸術を鑑賞できる絶好の機会なので、ここは惜しまずにお金を出したほうがよいと思いました…!
またチケットには、オーディオガイド(クオリティが高い)も含まれています。
- 住所
- Schönbrunner Schloßstraße 47, 1130 Wien
- 営業時間
- シェーンブルン宮殿 8:30-17:00
- 庭園 6:30-17:30
- グランドツアーの料金
- 大人 29€
- 6歳以上の子供 22€
- ※オーディオガイド込み
- Webサイト
- https://www.schoenbrunn.at/en/
【ウィーン観光】ザッハーとデメルのザッハトルテを食べ比べてみた
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- 参考文献
- 世界遺産検定事務局「すべてがわかる世界遺産大事典 – 世界遺産検定1級公式テキスト」, 株式会社マイナビ出版, 2016年