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  4. 【マカオ】世界遺産巡りで必見!見どころランキングTOP5

こんにちは。あさうみです。
今回は世界遺産「マカオの歴史地区」をご紹介します。

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世界文化遺産

マカオの歴史地区

マカオの歴史地区

マカオは香港の対岸にある中国の特別行政区です。
今日ではアジア有数のカジノタウンというイメージが強いマカオですが、かつてはヨーロッパとアジアを結んだ歴史的な貿易港でした。

大航海時代のさなか、アジアに到達したポルトガルは、インドネシアのマラッカ、中国のマカオ、日本の鹿児島へ進出しました。

その際、マカオはポルトガルのアジア貿易の拠点として発展。
街にはポルトガル風の広場やキリスト教の宗教施設など、西洋文化を反映した建物が数多く建てられました。

19世紀末にポルトガル領となったマカオは1999年に中国に返還され、現在では一国二制度の中国特別行政区となっています。

「マカオの歴史地区」には西洋と中国の文化が融合した街並みが残されており、2005年に世界文化遺産として登録されました。

世界遺産への登録理由
  • 文化の価値観の相互交流を示す遺産
  • 文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産
  • 建築様式や建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産
  • 人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術などと強く結びつく遺産
マカオの歴史地区

マカオは世界遺産巡りがしやすい街です。

なぜなら、世界遺産登録されている全30か所の歴史的建造物が、半径2kmほどの狭いエリアに集中しているからです。

また、街には観光名所の案内標識が多数あり、目的地までスムーズに辿り着くことができます。

マカオの歴史地区

世界遺産に登録されている各名所には、歴史や登録理由を解説したパネルが設置されています。

解説文は日本語でも表記されています。
海外観光地あるあるのヘンテコ日本語ではなく、分かりやすい日本語訳なのもポイント高いです!

【マカオの世界遺産】見どころランキングTOP5

マカオは香港からターボジェットで約1時間の距離にあるため、香港旅行にプラスして訪れる旅先として人気があります。
なかには半日・1日観光といった弾丸旅行で訪れる人も多く、滞在時間にあまり余裕がないこともしばしば。

というわけで!ここからは「見ごたえ度」と「アクセスの良さ」の二つの観点で厳選した世界遺産を、ランキング形式で紹介します。

なお、ランキングはわたしの独断と偏見によるものです。あしからず。

【第5位】鄭家屋敷

鄭家屋敷

鄭家屋敷(マンダリンハウス)は、中国の著名な思想家・実業家・慈善家・文豪である鄭観應(テイ カンオウ)の住居です。

彼の著書『盛世危言』は、孫文や毛沢東といった名だたる人物たちにも読まれ、近代中国の変革に多大な影響を与えました。

鄭家屋敷 鄭家屋敷

鄭家屋敷は複数の建物と中庭で構成される中国式住居ですが、窓枠には真珠貝を用いたインド装飾が施されるなど、建築の細部には異国文化の影響も感じられます。

中華風「映え写真」が撮影できる、フォトジェニックなスポットです。

鄭家屋敷
住所
No 10, Travessa de António da Silva, Macau
営業時間
10:00-18:00(最終入館:17:30)
定休日
水曜日
入場料
無料
Webサイト
https://www.wh.mo/mandarinhouse/en/

【第4位】モンテの砦

モンテの砦

モンテの砦は、マカオの街を見晴らす絶好のパノラマポイント。

マカオ半島の中央に位置し、全方角を見渡せる砦は、16世紀よりマカオ防衛の要所となりました。

「大砲台」や「聖パウロの砲台」とも呼ばれており、32門の大砲・貯水池・火薬貯蔵庫・武器貯蔵庫・兵舎などを備えていました。

モンテの砦 モンテの砦

モンテの砦は長期にわたり軍用の立入禁止区域でしたが、1976年からは観光地として開放されました。
敷地内にはマカオ博物館も建設され、近隣の聖ポール天主堂跡とあわせてマカオ観光のハイライトとなっています。

モンテの砦
住所
22 Calcada das Verdades, Macau
営業時間
7:00-19:00
料金
無料
マカオ博物館
住所
112 Praceta do Museu de Macau, Macau
営業時間
マカオ博物館:10:00-18:00(最終入館:17:30)
定休日
月曜日
料金
大人:15MOP
学生:8MOP(証明カード必須)
12歳以下・65歳以上:無料
Webサイト
https://www.macaumuseum.gov.mo/en
備考
毎週火曜日・毎月15日は入場無料

【第3位】セナド広場(と周辺の世界遺産)

セナド広場

セナド広場は、マカオの中心ともいえる有名な広場です。
広場の周辺には数多くの飲食店や土産物店があり、昼夜問わず観光客で賑わっています。

セナド広場で目を惹くのは、なんといっても石畳の地面です。

波模様のモザイクが印象的な石畳は「カルサーダス」と呼ばれており、ポルトガル文化を象徴しています。
カルサーダスを整備するために、ポルトガルは敷石と職人を本国からわざわざ呼び寄せたそうです。

ユニークな石畳とパステルカラーの西洋建築に囲まれたセナド広場は、ポルトガル統治時代の栄華を今に伝えています。

聖ドミニコ教会 三街會館

セナド広場から徒歩5分圏内のエリアには8つの世界遺産が点在しています。
そのうちの二つ、仁慈堂大楼と市政署(レアル・セナド・ビル)は広場に面した場所にあるので気軽に立ち寄ることができます。

セナド広場を起点に、世界遺産巡りをしてみるのもおすすめです。

セナド広場
住所
Senado Square, Macau
入場
無料
セナド広場周辺の世界遺産
  • 仁慈堂大楼
  • 市政署(レアル・セナド・ビル)
  • 三街會館(関帝廟)
  • 盧家屋敷
  • 聖ドミニコ広場
  • 聖ドミニコ教会
  • 大堂(カテドラル)広場
  • 大堂(カテドラル)

【第2位】媽閣廟

媽閣廟

媽閣廟(マーコミュウ)は、「マカオ」という地名の由来になったとされるマカオ最古の寺院です。

個人的に見ごたえ度だけならナンバーワンの世界遺産ですが、街の中心部からやや離れているため2位としました。

媽閣廟

媽閣廟は小高い丘の麓にあり、正門と中国式鳥居、4つのお堂で構成されています。
高低差のある敷地内を登ったり降ったり、散策が楽しいスポットです。

媽閣廟 媽閣廟

媽閣廟は、媽祖閣や天后廟とも呼ばれています。
媽閣廟で祀られている媽祖(アーマ)は航海の女神で、海上商人や漁師の守り神とされていました。

媽閣廟では媽祖のほかにも複数の神が祀られています。
媽閣廟のような単一寺院のなかに異なる神を祀るお堂が存在するのは、儒教・道教・仏教など、複数の民間信仰の影響を受けた中国文化の典型例とされています。

媽閣廟 媽閣廟

媽閣廟の売店では、航海の女神・媽祖の護符が売られています。
旅のお守りにぴったり!

媽閣廟
住所
Barra Square, Macau
営業時間
10:00-18:00
入場料
無料
Webサイト
https://www.wh.mo/en/site/detail/1

【第1位】聖ポール天主堂跡

聖ポール天主堂跡

マカオの世界遺産ランキング第1位は、街のランドマーク、聖ポール天主堂跡です!

ファサード(前壁)には、聖母マリアを頂点に、イエズス会の4人の聖人のブロンズ像が並んでいます。
向かって右から二人目のブロンズ像は、日本にキリスト教を伝道したフランシスコ・ザビエルです。

聖ポール天主堂跡

現在、聖ポール天主堂跡と呼ばれているファサードは、聖ポール学院教会の一部でした。
聖ポール学院教会はイエズス会によって1602年から1640年にかけて建設されましたが、1853年の大火で消失してしまいました。

聖ポール天主堂跡

ファサードのみとなってしまった聖ポール天主堂跡ですが、威風堂々とした佇まいは今なお健在。
「見ごたえ度」そして「アクセスの良さ」ともに評価の高い、必見の世界遺産です。

聖ポール天主堂跡
住所
地下B座, Edificio Cheong Van, 46號 R. da Tercena, Macau
営業時間
10:00-18:00(最終入館:17:30)
入場料
無料

マカオの世界遺産は1日で制覇できる?

以上、わたしの独断と偏見プレゼンツ、マカオの世界遺産ランキングを紹介しました。

【マカオの世界遺産】見どころランキングTOP5
  • 聖ポール天主堂跡
  • 媽閣廟
  • セナド広場(と周辺の世界遺産)
  • モンテの砦
  • 鄭家屋敷

世界遺産「マカオの歴史地区」を構成する全30か所の歴史的建造物は、マカオ半島の狭いエリアに集中しています。
そのため結論から言えば、マカオの世界遺産を1日で制覇することは可能です。

ただ、かなりの駆け足で回る必要があり、めちゃくちゃ疲れると思います(笑)

マカオは公共交通がバスしかないため、徒歩での移動が基本となります。
また、港街という土地柄、街には坂道が多いです。

というわけで、世界遺産に並並ならぬ情熱のある方以外は、上記のランキングTOP5を巡るくらいでちょうど良いと思います!

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参考資料
世界遺産検定事務局「すべてがわかる世界遺産大事典 – 世界遺産検定1級公式テキスト」, 株式会社マイナビ出版, 2016年
マカオ政府観光局 公式サイト
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